勝間塾での学びの中で友人から勧めてもらった黒川伊保子さんの本
「英雄の書」の本を勝間塾の友人が勧めてくれていて、気になり買ってみて読んだのが黒川伊保子さんの本を知るきっかけでした。
最後の方の章の「圧倒的に上質の異質になれ」という言葉を勧めてくれていました。信頼している友人なので買ってみて読んだのです。
書店に行くと「妻のトリセツ」「定年夫婦のトリセツ」がたくさん平積みされていました。「妻のトリセツ」はなんでも38万部の売り上げだそうです。ふむふむと読み特に自分を鼓舞するという感動というほどのインパクトがあったわけではありませんでした。その黒川さんが「徹子の部屋」に昨日出演されていました。
「徹子の部屋」は放送開始から40年を超える長寿番組ですが、時々はっとするような人生での学びや、徹子さんの人生に対する考え方が聞くことができて好きな番組です。その「徹子の部屋」に7月31日に出演されていました。
黒川伊保子さんってこんな方でした。
1982年に勤務していた会社で通産省のお達しで始まった人工知能の研究に配属されて以来ずっと研究に携わっているそうです。
1991年4月、全国の原子力発電所で稼働した世界初の日本語対話型コンピューターの開発に携わったそうです。対話型コンピューターは35歳の女性の設定で文字ベースでのやり取りだったそうです。ある時、コンピューターがミスをしてしまい男性社員が「馬鹿野郎」と入力をしたそうです。黒川さんは「馬鹿野郎」と言われると「すみません」いう文字を返すように設定していたようです。その支持どうりの「すみません」という文字ベースのやり取りが残っていたとのことです。そのあと黒川さんが驚いたのは相手がコンピューターからの返答であるのをわかっているのにも関わらず「すまない。俺の方も言いすぎた」という言葉が残っていたことに衝撃を受けたそうです。コンピューターにも人格を感じて男性が謝罪したことで、コンピューターに人格を作ることに改めて責任を感じたそうです。
この話に感動をしました。黒川さんが作るコンピューターで人を傷つけたり間違った方向に行ったりという想像力が生まれたのだと感じました。
「圧倒的に上質の異質になれ」という言葉を上司からもらったそうですが、圧倒的に上質な人工知能の開発に邁進してこられたのだなと熱いものが伝わりました。
子ども時代のこと
このブログを書くにあたって黒川さんが出ているYouTubeを見てみました。「印象に残った先生は?」と聞かれて幼稚園での最初に受け持ってもらった先生の名を挙げていました。理由はとても綺麗な先生でその先生の「泣いた赤鬼」の紙芝居に感動して紙芝居を通して日本語が大好きになったからとのことでした。黒柳徹子さんも自分の子どもに本の読み聞かせをしてあげたくてNHKに入ったとのことでした。
黒川さんや黒柳徹子さんのようにはなれてないなあなんて思いながら、テレビを見ていたのですが、なんだか嬉しくなりました。
本や紙芝居の読み聞かせなら、自分にもできるし、これまでもやってきたしと思いました。
自分のやっていることが将来「圧倒的に上質の異質になれ」みたいに素敵な事柄につながって行くのかもと思うと楽しいですね。
だから今やっていることを愛していこうと思います。(なぜか「定年夫婦のトリセツ」のリンクがうまく貼れませんでした。)