メルカリで出品していたほんの購入のお知らせがきました。さらっとみて発送しようとしていましたが意外にも読みやすかったので読了しました。
当日発送はコンビニ15時までの持ち込みとわかっているので時間を切って読み終えました。
外山滋比古さんは「思考の整理学」が著名で人生二毛作を歌っているこの本を買ってみました。知識を詰め込もうとしすぎないことが大切らしいです。
この本の中で企業も50歳を過ぎた社員には希望者に定年過ぎてからの行き方を提案するような研修をしたら良いということを書いてありました。短歌とか趣味も提案してはどうかというのです。人生再構築の手引きがないのは無責任であるとの考えのようです。この本の発行が2014年なので4年前ですが男性の定年に向けてそこまでしないといけないのかと考えました。
外山さんは現在95歳でこの本を出版して時点で91歳でした。男子厨房にいるべしという提案も書かれていて永遠の課題です。
外山さんの得意料理がちらし寿司というのは驚きでした。いろんな具材を下ごしらえして彩りバランスよく作るのは大変なことと思います。
第二の人生の生きがいは家族中心でなく自分自身の行き方と書かれていますが子育てを手放していっている渦中である私にとってとても響く内容です。
また知識を目いっばい詰め込み記憶をするのでなく一旦忘れることが必要であると言っています。自然にほったらかしにしておくことが大切で頭の中の容量を重くしすぎない。自律的に忘却から残った知識が何か新しいものと結びつくことがあるかもしれないと指摘しています。
なんとなくだけれどわかる気がします。本当に自分が欲しいもの興味のあるものと結びつくかもと思うのって楽しいです。そういう余裕があるところに何か化学変化が起こるのではないでしょうか?
大和書房
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