地元の男女共同参画センターで「愛着障害」についてお話をお聞きしました。
講師はNPO法人の「O’hana親と子の絆を育むお手伝い」代表の山田裕子さんでした。
愛着障害とは「乳幼児期に親から良好な愛着を受けることができずに様々な困難を伴ってしまうこと。」ということでした。
虐待や暴言などを受けると脳が萎縮したり痛ましい話を聞きました。福井大学教授の友田明美さんの紹介がありTEDの紹介もありました。親子を繋ぐ愛着の脳科学です。
自宅でTEDを視聴して
冒頭に友田明美先生が虐待などを受けて愛着障害を追った子どもは行動、情動、思考、関係性に置いて様々な問題をもつ。将来健全な納税者になり社会を支えていく存在になるはずの子どもが愛着の形成でつまづくことで将来貧困に陥るというのが現状であること。貧困を支援するために社会資本が必要となること。反社会的行動を行う愛着障害の人が社会に与える影響もあり社会全体の問題であることが紹介されていました。
山田裕子さんのNPO法人の取り組み
- 愛着障害を持っている人は他人にはわかりにくいし、本人も自覚していないこともある。
- 虐待が起こってから動くのでなく予防の活動をしている。
- 養護施設で育った子どもは愛着に問題があるケースが割合的に多いので出産前からサポートとして週一回訪問している。
- ケースワーカーが愛着障害を持っている人と関わって愛着形成を体験して身につけてもらう。
褒めるということ
厳しい現状を説明する一方、セミナーのアイスブレイクもホメホメワークでしたが、愛着形成をするのにはまず褒めるということが大切と繰り返し話されていました。
若くしてシングルで出産をしている母親の援助にあっては少しずつ褒めながら愛着形成をして母親になっていくサポートをしていく様子を聞きました。
ホメホメワークとは
ホメホメワークとは自分でこう褒めて欲しいということを紙に書きベアで相手に渡して読んで褒めてもらうワークです。このワーク、とても気分が上がります。
父親への支援はどうしているかという質問に
母親については支援が手厚いのですが父親についてはどうですかという質問にアンガーマネジメントを教えている自治体もあるという話が紹介されていました。
私にできること
傾聴ボランティアとして育児支援のサボートをしていますが、丁寧に話を聞くことこれに尽きるなと感じました。