論理療法
先週心理学を学びに出かけました。論理療法を再受講するためです。出来事と感情を結びつけるものはビリーフと言ってその人の解釈の癖のようなものが介在しているということを学んできました。
復習の意味を込めて論理療法について書きます。
アルバート・エリスによる論理療法
論理療法とは1960年代にアルバート・エリス博士が考案した心理療法でABC理論とも呼ばれる。
A(Affair) 出来事
B(Belief) 受け取り方、考え方の癖固定観念
C(Consequecce)感情
頭文字をとってABC理論と言います。
出来事があって感情が生まれますが、どう感じるかはその人の固定観念や受け取り方などのフィルターを通して感情が生まれると考えました。
ビリーフ
ビリーフにはイラッショナルビリーフ(思い込みに基づく固定観念や反応)とラショナルビリーフ(事実に基づく反応や感情)があり気持ちを苦しくさせるのはイラッショナルビリーフです。
つまりいろんな出来事は単なる事実なのにそれに意味づけをして不安になったり、苛立ったりとしてしまうと言うことです。
例えば、何歳だからこうあらねばならない。女性だからこうあらねばならない、男の子だから泣いてはダメ、人に迷惑をかけてはいけない。人からは好かれなくてはならないなどなど。
私のビリーフの経験
例えば育児でミルクをほとんど飲まない子どもに悩んでいたことがありましたが、この月齢ではこのくらいと言う基準があったのですが全く達しません。医師からは小さく生まれてそう言う基準に達しない乳児もいます。むしろ公園に連れ出すなど食欲が出るようにしてみてください。とのアドバイスがありました。
この月齢だからこうあらねばならないどうしたらいいのかと悩んだのですが同じ月例でもいろんな子がいると言う当たり前の事実にに気がつくわけです。もちろんお医者さんにきちんと相談の上ですが。
悩んだら、事実に対してこうあるべきと決めつけずこうであればいいがと言う程度で、合理的な解決方法を探るのが論理療法です。
ビリーフはどうして生まれるか
この判断を狂わせるビリーフですがどのようにして生まれるのでしょうか?潜在意識レベルまで浸透している信念ですが幼児期から何度も周囲から与えられた言葉がけや経験で作られていきます。自分にはどんなビリーフがあるのかと言うことを知っておくことはとても大切なことと思います。
お読みくださりありがとうございました。