この本は良い本だ!
傷つけあうという負の行動はいったんその場で火がついてしまったら近い間柄であればあるほど止めようがないのかもしれません。
そうならないように、自分の気持ちをふだんからよく知っておくことが大切なのではないでしょうか。
この本を読んでのポイント
1.親からどうしてもらいたかったかを知っておく。
2.「どうせ」とか「〇〇の結果になるはず」などの思い込みはどういう風にみにつけたものであるかを知ること。
3.怒りっぽくなっているということは我慢を重ねて無理をしてきているからである。
4.かなえられなかったこと、嫌だったことを許す。許すということは損をすることではあるが、手放さない限り怒っている相手を監視しておかねばならなくなる。
5.毒親には自分の幸せを探すことだけに集中して毒子になれ。
6.自分を勝手に下の立場に置いたり、愛されていないはずなどの思い込みを以て相手との関係を築かない。
7.相手の気持ちを考えるあまり自分がどう考えているのか、自分の気持ちを確認することがおろそかになる。
8.今の結婚や会社を辞めるよりいい人をやめる。
自分で決めつけてしまうビリーフ
ポイントは自分が幼少期から作ってきたビリーフをはずす。この場合愛されるはずないとか
どうせこうなるはずと意識的にも無意識的にも思っていることなのです。6の愛してもらえなかったと認知がゆがんでしまって、自分は愛されない人間と思ってひとと接する、そして相手とトラブルになるそしてやっぱり私は駄目ねとなるパターンです。
不思議に思われるかもしれませんが愛される人間でないと思い込んでいる場合相手とトラブルになってもめて嫌われている自分のほうがしっくりくるという方もいるのです。
このようなビリーフがどのようにして作られ、合理的でないものであり自分はそこから卒業できると知ることが大事です。心家さんは自分は愛されているという態度で臨むことと書いています。いじめを受けるなどを経験した人にとってはお手伝いが必要かもしれません。
自分を愛すること、自分の気持ちを見つめること
7.8.になるように相手の気持ちだけでなく自分の気持ちをよく確認すること、結婚や会社を辞めるのでなくいい人をやめること。ここがポイントだと感じました。
過去と他人は変えられない
自分の気持ちは整えたが相手のことはどうすればいいのかということですが、自分を肯定してこれでいいのだと思うと、相手のこともそれでいいのだと思えるようになるとあります。
そうです。過去と他人は変えられないのです。
今週のはじめくるみさんのブログ「私の行動を変えた本」というサブタイトルで紹介されていたこの本がとても気になりました。心家さんは本当にたくさんの本を出されていて何度か読んだことがありますが、読書好きのくるみさんがブログに起こしているということで取り寄せてみました。カウンセラー準備中の私にはとても響きました。
なかなか到達するのに道のりがありますがなんだかできそうな気もします。
お読みくださりありがとうございます。