衛藤信之さんがテレビ寺子屋という番組のゲスト講師に出られるというので朝5時からテレビの前に陣取りました。
衛藤先生の講義は昨年10月半ば以来だったので8か月ぶりだと思います。
落ち込み癖のある人のはなしです。
おんなじような環境でも落ち込む人とそうでない人はいるのはなぜなのか?
起きた出来事には意味がないのに意味づけをして落ち込んだりする、おこってもいない未来を想像して余計落ち込む。
大事なことは出来事の受け取り方である。その人が落ち込みを作っている。
出来事には問題はないがどう受け取るかで世界が変わるとなんども話されていました。
出来事をどう受け取るか受け取り方についてたとえばリストラで人生が終わったと捉える人、失業保険でしばらくゆっくり過ごそうと思う人、新たに資格を取って何かにチャレンジしようと思う人、ゆっくり休めなかったからちょっと小休止と考える人など、受け取り方によってストレスが変わる。
家族というのはやりにくい人となんとかうまくやっていく最小単位が家族である。年若く先立ってしまう子どもさんもいることから子どもに振り回されるのも幸せなど目からうろこの考え方が紹介されました。
いろんな問題が起こって「そんなことあり得ない、こうあるべきなのに」と思う心が自分自身を余計苦しめてしまうとおもいます。
出来事に意味はなく意味づけするのはその人という考え方、ABC理論
アルバートエリスという心理学者が提唱しているABC理論によると状況(Affaire)は思考(Belief)によって解釈される。その結果として感情(Concequence)が触発され行動に影響するという考え方です。
ネイティブアメリカンの思想
衛藤先生はネイティブアメリカンの人たちと生活を共にしてネイティブアメリカンの価値観を尊敬していらっしゃいます。
思った通りにならないことが起こった場合、どうして自分だけと思う人が大半だし、日本という国は経済至上主義です。
ネイティブアメリカンの方の思想は7代先の子孫がつつがなく過ごしていけるかどうかということが価値基準だそうです。
こうあらねばならないこうあるべきということにがんじがらめになって思考(Belief)が硬直化する。
衛藤先生は最後のほうにいろんな人とリアルに触れ合っていろんな価値観にふれて経験知識を増やすことが大切とはなされていました。
最後に私のことを2年7か月カウンセリングしてくださっている人はおもいどうりにいかない時に「うまくいかないね」と話をできるのがしあわせなんですよと話してくださいます。
そういうものかもしれませんね。
衛藤信之先生のテレビを見ての振り返りでした。