さて新しい1週間。週替わりで扱う内容が変わる勝間和代さんのサポートメールですが、書く力を養う1週間ということで内容が気になります。
先週、先々週はブックレビューで「限界費用ゼロ社会」という難しい本を読み解いていました。
限界費用とは生産量を追加的に1単位増加した時の生産費用の増加分。短期的には固定費は変わらないから限界費用は原材料費や賃金分の増加、費用つまり限界可変費用に一致する。これに対し総費用を生産量で割ったものを平均費用という。
つまり最初の固定費、初期投資をしたら物やサービスを一つ追加で生み出す費用が限りなくゼロに近づく将来物やサービスが無料(フリー)になり資本主義は衰退を逃れられないという経済パラダイムの大転換が進行しつつあるという指摘でした。
ここ数年無料で動画や映画が見られたりと身近な変化を感じていました。
次に台頭してくるのが共有型経済だそうです。極限まで生産性を高めた結果ほとんどの仕事が不要となりAIにとって代わられてしまうという指摘はよく聞いていました。
書く力の必要性
極限まで生産性を高めてもAIに置き換えられないものとはなんだろうと考えた時、勝間さんは「書く力」をテーマを今週に選んだそうです。
コミュニケーションが発達していく中でAIは自然文の組み立てや解釈はまだまだ苦手だからです。
文章の目利きの話
ずいぶん以前ライターだった人が「文章を読むと書いた人の読書量がわかってしまう」と話していてそうなのかと感じていましたが具体的にどのようにわかるのかは聞いていませんでした。
勝間さんによれば
「まるで美人コンテスト」のように書き手の頭の中の知識レベルや構造に対する理解が透けて見えてしまう。
という衝撃の指摘でした。
具体的には
・相手の知識
・相手の語彙
・相手の概念の深さ
・相手の読み手に対する配慮
が一瞬で透けてしまうのだそうです。
確かに訓練をして力をつければいろんな場面で役立つはず、話す力もつけたいなあと思います。
友人で「最初から ぬいでりゃ裸は 気にならん」と書いた人がいて何を詠んでいるのかわからなかったのですがこのことなんですね。
服を着て文章を書いているけれど、実はすけすけに自分を公開しているのですね。
「おおきな一歩」というブログタイトルですが楽しんで参ります。
お読みくださりありがとうございます。