NHK朝の連ドラはずっと好調な視聴率が続いていますが、今回の「とと姉ちゃん」も人気です。
「とと姉ちゃん」とは
「とと姉ちゃん」は昭和を代表する「暮らしの手帳」創刊者大橋鎭子さんの物語です。
これまでのあらすじ
大橋鎭子さん事、小橋常子は早くに亡くなったとと(父親)の「ととにかわって妹たちを守って」という遺言をいちずに守っていく主人公なのです。女学校を出たばかりのとと姉ちゃんこと常子が社会に出てタイピストの仕事をもらえず孤軍奮闘する様子やあからさまな男尊女卑の風潮、戦時色を強めていく時代背景、自分のことは後回しにして家族のためにと父親役として大黒柱を務めます。
常子に扮する高畑充希さんはこの第10週のためにこれまでのストーリーがあったと語っていました。
昭和の美しい日本語で話し尊重しあう家族の小橋家でしたが
小橋家にはととの作った家訓「朝ご飯は一緒に囲む」「月に一度は家族でおでかけ」「服は自分でたたむ」というものがあります。
常子の下に鞠子、美子と続くのですが互いに敬語を使ってとてもお互いを尊重しているのですが、成長していくにつれ、それぞれの時間の使い方や大切なものが生まれてきていき、鞠子はお出かけに少し遅刻、美子は大幅に遅れ行き違いに姉がお裁縫をする美子をよく思ってないことから成り行き上嘘もついてしまいます。
家訓をいちずに守ること優先の常子、好きな裁縫より勉強しなさいと常子から普段言われている美子と声を荒げての口論となり、数か月わだかまったまま、そして8日の今朝の回も家訓のことで常子へ美子が爆発します。
普段、穏やかなかか(3人の母親)が、美子のほほをぶちました。平成の時代、ほほをぶつシーンはみませんが昭和はよくありました。
どうすれば、傷つけあわずに話ができるのか?
息詰まる家庭騒動ですが、
常子さんは
・妹の美子さんの裁縫好きを否定しない。勉強しなさいと言いたくてもいえば逆効果としる。
・「家訓」をどうしても守らねばならないという縛りを押し付けない。とととの大切な約束でも、「私は大事なんだけどどう思う?」とコミュニケーションする。
妹の美子さんは
・お姉さんいつもありがとう。でもね、私たちのためだけでなくてお姉さん自身のことも大切にしてね。
・わたしはお出かけも楽しみなんだけど、おばあさまの縫物のお手伝いも大事なの。
こういえればいいんだろうけど、家族にお互い期待するから距離が取れず腹が立つのでしょうね。
大正11年生まれの常子さんはドラマでは21歳くらい。立派すぎるくらい立派なんだけど女学校1年の女の子を家長として接するのはハードルが高いです。
ドラマ明日も目が離せません。