幼少期の記憶は、消えたわけでなくきちんと潜在意識に残っている。
最近思い出した記憶。
薄暗い午後、お昼寝添い寝をしてくれている母が先に寝てしまい、母の寝息が聞こえてくる時間が取り残されたようで不安だったこと。自分の寝ている姿というものを見たことがなかったので母が寝ていてしんとした空気が怖かったことをふと思い出しました。動物でも飼っていれば動物の寝ている姿を見て知っているのでさほど怖くはないのでしょうけれど。いつもの住み慣れているはずの家まで違った感じがしました。
子守歌の効き目
今朝早朝、ぼんやりと思い出していたのは子守歌でした。情操教育のために親が用意してくれたLP版のレコードに入っていたように思います。
ググってみると曲の名前は「ゆりかごのうた」でした。
「ねんねこ、ねんねこ、ねんねこよ」とうたうフレーズが思い出されて、今朝早くに起きすぎても「ねんねこ、ねんねこ、ねんねこよ」とリフレインするとすっと眠れました。
起きると小雪が舞っていて静かな朝、幼いころの記憶というものは潜在意識に隠れて埋もれていてもきちんと残っているものだなと実感しました。
潜在意識に素敵なエピソードをたくさん残したい。
顕在意識というのは潜在意識の3%や5%ともいわれますが全く忘れていたことがふとよみがえってきて本当だと感じました。母が晩年、特養でお世話になっていたときにも、オルゴールでの童謡のBGMが日中ずっと流れていたことも、幼少期の懐かしい穏やかなきもちで過ごせるようにという配慮なのかもと思いました。
余談ですが、美輪明宏さんが、「子育てでは子守歌を聞かせるといいですよ。子どもが大きくなって、反発したときに子守歌を聞かせるといいです。」と話されていました。子守歌というのは一つのトリガーですが、思いを込めて育てていれば困難な時、うまくいく何かのきっかけになるということだと思います。
最近思い出したお昼寝のエピソードで小さな子どもの感性がいかに繊細であるのか、自分自身の記憶で思い出しました。
次回は孫育てとなることでしょうが、私にとって重要なきづきであったとおもいます。