3月7日火曜日子育て支援ボランティア養成講座最終回に参加してきました。
講師は大阪成蹊大学教育学教授で家族心理士の山本智也さんでした。山本智也さんは吹田市立子育青少年拠点夢つながり未来館館長もされています。
今回の講座のキーワード
対話を豊かにするポイントとしてのカウンセリングマインドには「傾聴、反復、共感的理解」があるとあげていました。
「傾聴」とは、文字通り耳を傾けてしっかりきくことでてす。
「反復」とは「幼稚園に行きたくない」と言ってきたときには「幼稚園にいきたくない気持ちになるようななにかあったのね。」と相手の言葉を受け止めて返します。
「共感的理解」とは
山本智也先生のレジュメによればその人の世界をあたかも自分の世界であるかのように感じ取りそのあたかもと言う性質をうしなわないこと。
少し戸惑うような表現ですが相手の感じたことをありのまま感じるということとまなびました。
共感と同感の違いは、ここでも先生のレジュメからですが、
共感(empathy)は相手に起こっているであろう気持ちや感情をそのまま感じること。同感(sympathy)は相手を見てこれまでの自分の経験や感情に照らし合わせて相手が自分と同じような気持ちや感情を抱いているであろうと思うことである。
これまで、心理学の講座で講師の先生が良くないカウンセリングの例として「こうだと思います。なぜなら自分の時そうだったから。」という言い方をあげていました。共感でなく自分の思い込んだ同感をクライアントに押し付けるカウンセリングを意味していたのだなと思います。
最後にカウンセリングマインドを活かした応答をあげておきます。私もこれを忘れずに行きたいと思います。
子ー「もう学校行きたくない」
親ー「学校に行きたくないと思うんやねえ(反復、非審判的態度)
私にはなんだか辛そうに感じるけど(共感的理解)
で、どんなことがそんなふうにおもわせてるん?(無条件の積極的関心)
大切なことは問題とその人は切り離して考えること、この考え方は社会福祉、ソーシャルワーカーにも必要な考え方だということです。傾聴講座でカウンセリングの大切な秘訣を聞きました。カウンセラーの勝手な経験での同調はクライアントの感じている気持ちを
見誤ると感じました。
お読みくださりありがとうございます。