2月5日第5回地域保育スタッフ養成講座講師は神戸親和女子大学森田安徳さんでした。
内容は
1、10個の保育において大切なこと
2、6つの特別支援の方法
3、トラブルがおこった時の対処の方法
4、幼児とのコミュニケーションの方法を知るアメリカからのインリアル法を学ぶ
というものでしたが、先ず最近切れる子が増えていることが指摘されていて、それに対して、脳科学からの視点での解決としてNHKのクローズアップ現代のDVDを一緒にみました。
子どもを切れさせないためには脳のしくみとして情動を起こす直径2センチくらいの扁桃体を健全に成長させ感情を抑える前頭前野の46野という場所がその部分を育てる。
チンパンジーの実験で身近な人とのコミュニケーションで46野が活発に血流がふえていました。
番組では幼稚園で30分間体を使った遊びをお母さんも一緒にして30分たったら片付けるというメリハリや見込みを明確にした保育で
興奮して情動を起こして扁桃体を発達させ前頭前野で抑制するというしかけを作っているそうです。
確かに多動が目立つ子どもが増えていたので興味を持って聞きました。
最近の教室は子ども達の気が散るということで黒板の周りや先生の教卓はきれいにして気を散らす原因となるものはみえないようにしているとのことです。
私が参観で学校に行っていたときにはA4に拡大した子ども達の写真がはってありましたが、様変わりしているようです。
こどもは見込みや分かりやすさがないとついて来れないという話があって、そのクラスがうまく運営されているかどうかというのは担任の先生のモノの整理、子ども達が安心して学べるようものを整理してあるかでわかると言っていましたが、同感です。
1から4までの内容は保育スタッフとして必要ですが、多動のこどもさんへの対応と児童が集中できるよう配慮した教室運営の話が印象に残りました。
森田先生は13年小、中、幼稚園、保育園の教育に携わり、障碍児保育、自閉症スペクトラムの子どもさんの保育が専門とのことでした。
こうした専門の先生のお話を直接聞けるのは、すばらしいなと知り合った人とはなしながら帰宅しました。