今週、お雛様を片付けしてから押入れの掃除をしていました。
すると懐かしい写真。母が私の今の年齢より一つ上だった時の写真が出てきたのです。何十年ぶりかにみた写真です。今年の6月で写真の母の年齢になります。
母は2010年に他界しましたので見慣れているのは遺影の母です。同年代の母の印象は生き生きしてて、私が幼い時の母でなく、少女のような純真さと賢さが備わった素敵な女性にみえました。
同年代なので母親としてでなく客観的に見ることができるのですが、今の私と比べると何が違うのかと考えてみました。
- 無難な服をきている私と違って、シンブルだけど素敵な色の服をきていました。
- ヘアスタイル、自分でカットしたりセットしたりしていたけれどきちんと手入れしている。私はカットをこまめに行くくらい。
- きちんとメイクしている。これは毎日欠かさなかったです。私は日焼け止めもしくはファンデーションまでしかしない。
- 身だしなみに神経が行き届いている感じ。
洋裁の仕事をしてたくさんの服を作った母でした。服も靴もカバンも大好きで、大丸なんかで取り寄せては、仕事べやに置いて眺めながら仕事をしてたっけと思い出しました。
母は私が勤め始めておしゃれなものをきていると喜んでいたのを思い出しました。私がアクセサリーにこだわって散財してもどこか嬉しそうでした。反面私の子どもが小さい時、子連れだから汚れてもいいものをと、私が適当な服を着ていたり、子どもに適当な服を着せていると、寂しそうだったなあと思い出しました。介護で駆けつけた時、コンビニのおにぎりなんかを食べていると複雑な顔をしてました。
そんな母のことを考えていたのは一昨日のことなのです。コロナの影響で押し入れ整理して、久しぶりに母のことを考えました。あれから昨日、今日と朝からきちんとお化粧をしています。コスメフリークなのにお化粧をせず、娘にあげてばかりの化粧品を使い出しました。もうすぐお彼岸。お墓にも参らないといけないなと思いました。
今思い出しましたが、化粧をし始めた昨日は母の誕生日でした。そろそろ自分の身もきちんとしなさいよというメッセージなのかも。